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相続税対策として土地を活用する具体的な方法とは?

相続税は、相続人が一定の額を超えた遺産を承継したときに課される税金です。

土地などの不動産は、地域によっては評価額が高くなる傾向があり、相続税額を押し上げる要因となります。

本記事では、土地活用による具体的な相続税対策の方法とその効果について解説します。

具体的な土地活用の方法

土地の相続税対策として、以下の具体的な活用方法があります。

 

  • 賃貸住宅の建設
  • 駐車場経営
  • 事業用地として活用

 

ひとつずつ解説していきます。

賃貸住宅の建設

土地に賃貸住宅を建設し、第三者に貸し出すことで、その土地は「貸家建付地」として評価され、20%ほど評価額が下がります。

さらに、建物自体も「貸家」として評価額が約30%減額されます。 ​

 

これは、借地権割合や借家権割合を考慮して評価額が減額されるためです。

さらに、家賃収入を得ることで、相続後の安定した収益源となります。

このような収益を生む土地活用は、相続後の資産運用にもつながり、安定した収入源にできる可能性があります。

駐車場経営

土地を駐車場として活用することで、遊休地を収益源に変えることができます。

コインパーキングのように時間貸しにする方法や、月極駐車場として特定の利用者に長期貸しする方法があります。

いずれの方法も建物を建てる必要がなく、初期投資を抑えつつ安定収入を得やすい点が魅力です。

さらに、貸付事業として土地を利用することで固定資産税や相続税の評価額が下がるため、節税対策としても有効です。

事業用地として活用

土地を企業に貸し出して事業用地として活用する方法も、相続税対策として効果的です。

事業用定期借地契約を結ぶことで長期的な賃料収入が見込め、土地自体の評価額も貸付事業用地として減額される可能性があります。

特に、倉庫や店舗、工場用地としての需要がある地域では安定した借り手が見つかりやすく、収益性と節税効果の両方を期待できます。

ただし、企業に貸出を行う際には、契約内容や借主の信用状況の確認は注意深く行うように気をつけましょう。

まとめ

土地の活用は相続税対策として有効ですが、各方法にはメリットとデメリットが存在します。

資産状況や相続計画に応じ、適切な方法を選択することが大切です。

相続税でお困りのひとは、税理士などの専門家に相談することを検討してみてください。

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櫻井 洋光Youkou Sakurai / 税理士(登録番号143238)

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